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ゆずはヘン?・・・の巻

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ここでは、ゆずの間抜けなお話を紹介しましょう。

ある冬のことでした。仕事から帰ってきて、私は早速電気ストーブをつけました。
昼間一人でいるとき、ゆずはストーブもついていない寒い部屋で寝ているので、私がストーブをつけると、どこからともなくやってきて、その前にゴロリと横になりました。
夕飯を食べ、メールを書いたりしていて、ゆずをかまわないこと小一時間。
どこからともなく、スルメを焼いたいい香りがしてきました。
「どこかで焼いているのかなぁ・・・いいなあ・・・あれ?でも匂いが近い・・・」

もしやと思って振り返ってみると、ゆずから煙がでているのです!!
「ゆず!!あんた焦げてる!!!」
「うにゃん?」
自分が焦げていることにも気づかずに、のんきにノビをしているゆず。
あわててゆずをストーブから引き離し、体をよく見ると、燃えた部分の毛は短くなって、茶色くパサパサになっておりました。
何が起こったのか、さっぱり理解できていないゆずは、私の顔を見てゴロゴロと喉を鳴らしていました。
これは長毛種の宿命なのでしょうか?

背中から煙が・・・

・・・間抜けな話その2・・・

最初の頃こそ、ゆずにも野性の本能がありましたが、最近はすっかり「猫」を捨てたようです。
以前であれば、鳩が来れば一応襲おうとしましたし、ゴキブリが出て、私が泣いていたときも、「ウンにゃん!!」と果敢に戦ってくれました。
しかしそれは過ぎ去りし過去の物語。

ある日、壁に小さな蜘蛛がいました。
ゆずがちっとも気づかないようだったので、蜘蛛のそばに連れていき、「ほら、ここに蜘蛛がいるでしょ?あんただったら、どうする?」と聞きました。
やっと蜘蛛の存在に気づいたゆずは、右手でちょいちょい、と蜘蛛をいじり始めました。
蜘蛛は壁の上のほうへ上っていきます。
ゆずの瞳孔がカっと開いて、「ビタ!!」と蜘蛛を押さえつけました。

「お、ゆずもまだ猫だったか?」と思った私。しかし次の瞬間、私は笑ってしまいました。
ゆずが、肉球側にも毛が生えていることは、たびたび申し上げました。
その中に蜘蛛が隠れてしまったのです。
きっと、もぞもぞと蜘蛛が動くので気持ち悪かったのでしょう。
後ろ足二本で立ち、右手を振り振り、払い落とそうとしたゆずは、尻餅をつきました。

その情けないこと。
困った顔をしてムクっと起きあがり、ダダダダっと部屋から逃げていきました。
尻餅をついたその跡には、つぶれた蜘蛛がおりましたとさ。

クモが手に!!

1995年12月・1998年春の出来事

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