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どさくさに・・・の巻

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ゆずはベランダが大好きである。でも「ゆずのシャンプーをするか」と私が決めたときくらいしか、思う存分ベランダでゴロゴロすることは許されない。
洗濯物を干しているとき、ちょっとした隙間からゆずはベランダに出ようとするが、そのたびに「何してるのかな?」と恐い声で言うと、耳をペタンと頭につけて、すごすごと部屋の中に戻る。
そういうときは、そのあと戸を開けっ放しにしていても、ベランダに出ていくことはない。

さて、そんなある日、やはりベランダに出ることを止められたゆずは、戸が開いていても部屋の中でゴロゴロしていた。
テーブルの上に置いてあった「ねじりっこ」(パンなどの袋によくついている、7cm くらいの針金状のもの)をゆずに見せると、獲物に見立てて一人遊びを始めた。

最初は片手で「ねじりっこ」をカシカシといじる。そのうちダダダ~っと駆けだしては、また「ねじりっこ」に向かって突進し、両手でちょっかいを出す。
「お?だんだん興奮してきたかな?」
見ていると、ちょっかいを出しては逃げだし、他の部屋に行って、また突進してきている。

それを何度か繰り返し、ゆずは「ねじりっこ」に最後のパンチを喰らわせると、ダダダ~~~っと猛スピードで走り去り、ベランダへピョン!っと出た。

「あああ!ゆずぅぅ!」

そう叫ぶと、ゆずはまた勢いよく部屋の中へ飛び込んできて、違う部屋に逃げていった。

果たして、興奮し、勢い余っての行動だったのか、それともどさくさに紛れての計画的犯行だったのか、そのへんは謎である。
しかし、ベランダから戻ってきたゆずは、もう「ねじりっこ」には目もくれなかったのである。さてはて、真相は如何に?

これがねじりっこ
え?ほんとはわざとだろって? 答えられませんナ

2000年11月の出来事

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