相変わらず「王様」の生活をしているゆずだが、今回の態度はすごかった。
それは8月の暑い夜の出来事だった。
風呂からあがったわたしは、扇風機の前に行こうとした。すると、ゆずが扇風機の前を陣取っているではないか。
こたつの上に乗ると、ちょうと扇風機の風があたるらしい
仕方ないので、ちょっと離れた場所に座り、遠巻きに風を受けながらうちわで扇いでいた。ゆずはそれに気づき、不思議そうな顔をする。
「これ？うちわ」
ゆずにも扇いでやると、目を閉じて気持ちよさそうにノビをした。それから、わたしの近くに来てまた横になる。
ほぅほぅ、やっぱり扇風機よりも柔らかい自然の風の方が気持ちいいのかい？
ちょっとのあいだ、ゆずを扇いでやり、それからまた自分の方にうちわを向けた。
すると、風がこなくなったゆずは、目を開けわたしを睨んで「うにゃー」と鳴くのである。
「えー、ワタシだって涼みたいよ」
「うにゃー！！」
「・・・」
仕方ないので、また扇いでやる。そうすると目を閉じて気持ちよさそう。
でも扇がなくなると文句を言う。なんてワガママなやつなんだ！
結局、ゆずを膝の上にのせ、うちわでゆずを扇ぎながら、わたしは扇風機の前にいって涼んだ。
なんか・・・ゆずってば「スターウオーズ」に出てくるジャバ様みたい。
わたしはジャバに捕まってうちわでジャバ様を扇がなくてはいけないレイア姫？
いったいいつまで扇いでやればいいんだい。
このままだと、足がしびれてしまうよ～と思い始めた頃、ゆずは満足して去っていったのであった。
わたしゃ～スターウオーズのことなんて知らんよ、というひとには「ごめんなさい」の日記かも。
キャラクター紹介については、こちらのページをご覧下さい。
【スター・ウォーズの鉄人！】http://www.starwars.jp/index.html
1999年8月の出来事
