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強敵あらわる・・・の巻

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ある日、ボクはいつものように快適な昼寝を楽しんでいた。そしたら「ガタゴト」と騒がしい音が別の部屋から聞こえてきたんだ。
ボクのナワバリに怪しいヤツが来たのかもしれない!
ボクはそう思って、パッと起きあがり、パトロールをしに行ったのさ。

そこにはお母ちゃん(注:ワタシのこと)がいて、開かずの扉(注:納戸のこと)が開いていた!
ボクはさっそくパトロール開始で、開かずの扉の向こうに行ってみようとした。

「こらこら、入っちゃダメでしょ」
お母ちゃんはボクを「どっこいしょっ」と持ち上げて、開かずの扉から遠ざけてしまった。仕方ないので遠巻きに監視していると、お母ちゃんはなにやら見慣れないものを出してきた。

「どう?ゆず、マッサージ器だよ。」
ボクはクンクンと鼻を近づけて、においをかいでみた。開かずの扉からボクのナワバリに来たんだとしたら、ちゃんとチェックしないとね。

なんだぁ?埃っぽいナ。
ま、たいしたことないや、こんなもの。それよりお母ちゃん、ゴハンにしようよ。

その夜のことだった。
また別の部屋から「ガーラゴーロガーラゴーロ」と聞き慣れない音が聞こえてきたんだ。ボクが慌てて行ってみると!さっきの埃っぽいヤツが生き返っているじゃないか!!

ゆずVS・・・

距離を保った睨み合い

マッサージ器

な・・・何者なんだ?
ボクは体勢を低く低くして、そぉぉっとヤツに近づいてみた。
「ガーラゴーロガーラゴーロ」
どうやら向こうもボクの様子をうかがっているらしい。ボクは鼻を近づけた・・・そのとき!

「ゴーロ!」
こともあろうにヤツは、ボクの鼻をなでつけたんだ!!
ボクはビックリして垂直に30cmジャンプをしてしまったよ!!
その様子を見ていたお母ちゃんは「あははは」と笑っている。笑い事じゃないやい。
逃げ出すボクをつかまえて、「ほら、こわくないよ」って言いながらボクをヤツに近づけようとするんだ。
お母ちゃんはどっちの味方なんだぃ!
ボクは両手両足の指を「これでもかっっっっ」ってくらい開いて抵抗したんだ。

お母ちゃんがヤツに触ると、ヤツは動きを止めた。
・・・寝てしまったのか??それとも突然ボクを襲う気でいるのか?
ふ、とりあえず今日のところは勘弁してやろう。次は絶対負けないからな!
今度はおまえが 30cm ジャンプする番だ!
そう言い残してボクはさっさとその部屋を去っていったのさ。

次は負けないぞ

1999年7月の出来事

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